武雄 全小中学生にタブレット

 佐賀県武雄市は9日、市内の全小中学校の児童生徒計4241人全員に来年度、タブレット端末を配布する方針を発表した。市が進めるICT(情報通信技術)教育の一環。事業費は総額3億~4億円の見込み。実現すれば全国で初めてとなる。

 市は2年前に総務省の事業を活用し、2小学校の4~6年生にタブレット端末を配布。今年度末には全小中学校の8割の教室にタブレット端末と連動する電子黒板を導入する。樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)市長は4月、タブレット端末の全員配布を市ICT教育推進協議会(座長、松原聡・東洋大教授)に諮問していた。

 協議会は「(民間業者の)標準学力調査で先行配布した2小の成績が県平均や武雄市平均を上回った」「全小中の校長が配布を希望した」などの理由で全員配布を答申した。松原座長は「日本のICT教育はシンガポールやタイに比べ遅れている。武雄の動きが文部科学省を動かすことになれば」と語った。

 樋渡市長は「財源は国の補助金や交付金を活用したい」と述べた。小学生には4月、中学生には9月に配布する方針。【渡部正隆】

小橋 三沢さんと馬場さん思う

 ◇小橋建太引退記念試合(2013年5月11日 日本武道館)

 【小橋に聞く】


 ――どんな思いで(最終戦に)臨んだ。

 「いつもと変わりなく、普通に寝ることができて。朝早く起きて、道場に行って練習して。そして武道館に来ることができました」

 ――25年間プロレスをやってこられた理由は。

 「プロレスが好きで、応援してくれる皆さんがいる。それが、続ける力になりました」

 ――GHCのベルトを巻いて入場しました。

 「現チャンピオンがいるので、ベルトを巻いていって良いのかと思ったが。最後なんで、自分の思いを通しました」

 ――そのベルトは10年前、三沢選手から獲ったベルトですね。

 「三沢さん、そして馬場さんには心の中で引退しますと。天国に届くように言いました。(場内で三沢コールが起きる)今の三沢コールは引退試合ができなかった三沢さんへのコールだと思うので、僕もうれしいです」

 ――ファンへ最後のあいさつは。

 「26年前入門をして、いろんなことがありました。苦しいこともたくさんありました。しかし、それを乗り越えたとき、何倍ものうれしいこと、幸せなこと、たくさんありました。その幸せなプロレス人生をともに歩んでくれたファンの皆さん。本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。小橋は最高のプロレス人生を送ることができました」

本ミス大賞は「密室蒐集家」

 第13回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)の公開開票式が11日行われ、小説部門は大山誠一郎さん(42)の「密室蒐集家」(原書房)、評論・研究部門は福井健太さん(40)の「本格ミステリ鑑賞術」(東京創元社)がそれぞれ選ばれた。

 同賞は会員の投票によって決まる。贈呈式は6月15日午後5時半、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で開かれる。

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