ホンダがF1復帰を正式決定

 ホンダが自動車レースの最高峰、F1シリーズへの復帰を正式に決定したことが15日、分かった。週内にも伊東孝紳社長が記者会見して発表する。2015年のシリーズから新型エンジンを英名門レーシングチーム「マクラーレン」に提供する形で参戦する見通し。復帰は7年ぶり4度目。

[F1復帰検討のウラ]ホンダ、「技術力」底上げ図る狙いも

 「マクラーレン・ホンダ」となれば、1988年から91年まで、アイルトン・セナなどを擁して、圧倒的な強さで優勝を重ねた“黄金期”以来となる。

 ホンダは、2012年度の世界販売台数が初の400万台の大台を突破するなど、主力の北米市場を中心に販売が好調に推移。13年度も1割強伸びる見通しで、円安効果も追い風に業績も急回復している。再び参戦するのは、こうした背景に加え、世界の自動車メーカーがエンジンの性能を競い合うF1を舞台に戦うことが技術力向上には欠かせないと判断。F1復帰で社員の士気向上にもつなげたい側面も大きいとみられる。

ガンホー株続伸 ソニーに迫る

 5月14日の東京株式市場で、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(JASDAQスタンダード)が大幅続伸し、一時は163万3000円を付けて年初来高値を更新。前日比20万8000円高(+15.50%)の155万5000円で取り引きを終えた。


 終値ベースの時価総額は1兆7851億円となり、全市場で50位に。前日に一時的に上回った任天堂(1兆5371億円)を終値で大きく超え、ソニー(1兆8994億円)にも近づいた。

 また連日高値を更新しているコロプラ(東証マザーズ)が6050円高(+17.34%)の4万950円に上昇。時価総額は3231億円と、グリーの2805億円を抜いた。

朴大統領 セクハラ騒動を謝罪

 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は13日、尹昶重(ユン・チャンジュン)元大統領府報道官が自身の訪米同行中のセクハラ疑惑で更迭された問題について、「国民を大きく失望させ申し訳ない」と謝罪した。
 青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官会議で朴大統領は、尹元報道官の疑惑について「公職者としてあるまじきこと」と指摘。セクハラを受けたとされる韓国系米国人の女性らに謝罪した。
 また今回の疑惑について、事実関係を徹底的に明らかにすると主張。米国当局の捜査に積極的に協力する意向を示した。
 朴大統領は「疑惑に関連した者は全員が捜査に協力し、責任を取らなければならない」と力説。また今回の問題を機に公職者の綱紀の乱れを正すと述べた。
 朴大統領が国民に謝罪したのは初めて。問題の重大さや疑惑が明らかになった後の混乱ぶりから、自らが謝罪しなければ波紋は収まらないと判断したとみられる。
 尹氏は韓米首脳会談が開催された7日夜、ワシントンのホテルで酒を飲み、在米韓国大使館でインターン中の女性の尻を触った疑いがもたれている。女性は被害届を出した。一方、尹氏はホテルで酒を飲んだ際、女性の腰を一度たたいて激励したと説明した上で、「米国の文化を理解していなかったことを反省している」とセクハラという認識がなかったと主張している。
 また、尹氏の上司だった李南基(イ・ナムギ)広報首席秘書官は米国から帰国後に辞任を表明。尹元報道官は李広報首席の指示を受け、大統領訪米の日程途中で帰国したと説明しており、李広報首席の責任を問う声が上がっていた。

首相 潜水艦「国籍言わない」

 安倍晋三首相は14日の参院予算委員会で、12日深夜に沖縄県・久米島南方の日本の接続水域で、国籍不明の潜水艦が潜航した問題について「あえて(潜水艦の)国籍は言わないが、必要な分析、評価はすでに行っている。こうした行為は二度と行わないよう、当該国には認識してもらわなければならない」と述べた。自民党の石井みどり氏への答弁。

 政府は中国の潜水艦とみており、首相は「潜水したまま領海内に入れば海上警備行動の対象になる」とけん制。2日に鹿児島県・奄美大島の西の接続水域を国籍不明の潜水艦が航行したことにも触れ、「ある種の意図を感じざるを得ず、事実を公表することにした」と説明した。

 一方、首相は戦没者を追悼する無宗教の新たな国立施設建設について「靖国が問題だから別のものを造ろうという判断ならば、間違いだ」と慎重姿勢を表明。中国、韓国が閣僚の靖国神社参拝を批判していることに関し「誤解に基づくものが多い。靖国が軍国主義の象徴なのか。ひたすら英霊の慰霊をする場だ」と理解を求めた。

 首相は、自民党の憲法草案に基づく憲法改正について「そのまま通るとは思っていない。できるだけ多くの政党の理解を得る努力をしたい」と強調。憲法改正の発議要件を定めた96条の改正に関しては「反対意見が多いのも事実だ。今(国民投票に)付したとしても否決される」との認識を示した。民主党の前川清成、みんなの小野次郎各氏への答弁。【光田宗義】

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