原監督激怒 村田を一回で交代

 「交流戦、巨人5‐5オリックス」(26日、東京ド)

 あっさりと2球見逃して追い込まれ、高めのつり球にバットは空を斬った。3球三振。初回、逆転してなお2死一、二塁の場面で、巨人・村田の打撃はあまりにも淡泊だった。二回が始まる前、アナウンスが告げられた。「7番・村田に代わりまして…」。指揮官が枢軸の1人に挙げるレギュラーが、打線から消えた。



 初回の守りでは三塁手前への打球にバウンドが合わず、失策。相手の先制点につながる走者を許していた。その裏に回ってきた挽回の打席で簡単に倒れ、原監督は懲罰交代を決めた。試合後、交代について「今日に関しては心技体ともに準備できていないとの判断で、そういう用兵になった。準備不足」と説明した。

 試合は第3捕手の井野、先発の沢村、中継ぎでは青木しか残らぬ総力戦の末、延長12回引き分け。序盤での主力の“準備不足”による交代は、少なからずさい配に影を落とした。川相ヘッドは「ミスは誰にでもある。でも、挽回の機会で『取り返してやるんだ』という強い気迫が、監督には見えなかったということ僕らもそう」と話した。

 今季チーム最長4時間45分の熱戦。その輪に入れず、村田は試合後、選手では誰よりも早く球場を出た。「(監督からは)何も言われてないです」。悔しさを短い言葉に込めた。己を顧み、荒々しさを取り戻さなくてはいけない。

移籍のネイマール 最終戦で涙

[ブラジリア 26日 ロイター]-サッカーのブラジルリーグ、サントスからバルセロナ(スペイン)に移籍することを発表したブラジル代表FWネイマール(21)は26日、サントスでの最後の試合に出場した。

25日にバルセロナ移籍を発表したネイマールはこの日、フラメンゴとのブラジル選手権開幕戦に出場。試合前の国歌斉唱では感極まり、涙を流した。試合はスコアレスドローに終わった。

ネイマールは「サントスでプレーできたことを光栄に思う」とコメント。これまで支え続けてくれたファンに感謝を伝え、「いつかまた戻ってくる」と再会を誓った。

レアル・マドリード(スペイン)もネイマールの獲得を目指していたが、同選手はバルセロナと5年契約を結ぶ見通し。

同選手は6月15日にブラジリアで行われるコンフェデレーションズ・カップ(杯)開幕戦、日本対ブラジル戦に出場する予定。

AKB選挙で重複投票 順位修正

 AKB48の第5回選抜総選挙(6月8日、日産スタジアム)の投票に関して、「NMB48 MOBILE」からの投票の一部に重複があったことが26日に分かり、22日に発表された速報の順位、投票数の修正版がグループの公式ブログで発表された。



 ソフトバンクのスマートフォンを使っての「NMB48 MOBILE」からの投票に仕様上の問題があり、重複投票が起こっていたという。速報集計時で545票、26日午後4時半時点で1129票が重複していた。携帯電話1契約につき1票のルールに従い、重複投票の2票目以降は無効となった。

 これにより、22日時点での発表では45位だったNMB48の山田菜々(21)が47位となり、46位のAKB48・大場美奈(21)、47位のSKE48・山下ゆかり(17)の順位が1つずつ繰り上がった。

 また、システムチェックのため「NMB48 MOBILE」からのソフトバンク端末からの投票受付は一時停止中で、27日夕方から再開する予定。

夜の歓楽街にも経済政策効果?

 高級腕時計や宝飾品などの高額品消費を呼び込んでいる安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の効果が、東京・銀座など夜の歓楽街にも波及してきた。老舗すし店や高級クラブに客足が戻り、タクシーチケットも復活の兆しがみえる。ただ、足元で乱高下する株価と同様、安定した回復局面とまではいえず、大多数の飲食店は、かつてのにぎわいとはほど遠く、依然厳しい実情も垣間見える。

 「シャンパン、ありがとうございます!」。ホステスの声とともに、店内に拍手が鳴り響いた。東京・銀座7丁目の高級クラブ「クラブ 稲葉」。3人のホステスに囲まれた男性の席に、1本8万5千円のボトルが運び込まれた。

 ママの白坂亜紀さんは「ワンランク上のボトル注文に、躊躇(ちゅうちょ)しないお客さまが増えた」と風向きの変化を感じとる。昨年までは2次会需要が売り上げの柱だったが、今年は午後11時を過ぎてからの3次会需要も復活。「他のクラブに『いってらっしゃい』と送り出す回数も増えました」と話す。

 酒類販売大手カクヤスが構える銀座のワインセラーには、周辺のクラブから5万円超の高級ワイン「シャトー・ムートン」の注文が相次ぐ。首都圏営業部の橘内秀朗課長は「最近は深夜0時過ぎでもオーダーが入る。はしご酒が増えている証拠」と手応えを語る。

 景況に左右されないといわれる高級料理店にも恩恵が及ぶ。著名人の多くも足を運ぶ老舗すし店「銀座 久兵衛」は、午後6時すぎには予約客で席が埋まる。今田洋輔社長は「景気で大きく変わった実感はない」と話すが、厨房(ちゅうぼう)の一角につるされたカレンダーには、3月、4月と進むにつれ、目標数値を大きく上回る日販額が記されている。

 今期の本業のもうけを示す営業利益が6年ぶりの高水準を見込むトヨタ自動車のおひざ元・名古屋。系列企業が接待に使う「錦3丁目」は3月以降、「週末のタクシー乗り場に、乗車待ちの車列がなくなる回数が増えた」(名古屋市内のタクシー運転手)。タクシーチケットの利用客も増加傾向にあるという。

 歓楽街が潤う背景には、アベノミクスによる株高で恩恵を受けた個人投資家の需要と一部企業の交際費復活がある。「昨年まで領収書を切るのは、主にITベンチャー企業の社長だったが、最近は大企業も戻ってきた」。銀座のダイニングバー「水響亭」の佐々井朗店長は口元を緩める。ジェーシービー(JCB)によると、銀座の1~3月の法人カード決済額(高級飲食店や接客業)は前年同期比27・7%増で、4月は41・6%増と大幅に伸びた。

 交際費の復活は企業側の景況感の改善が大きい。SMBC日興証券の集計で、東京証券取引所1部に上場する平成25年3月期決算の企業全体の最終利益は、前期比24・1%増。今期も同48・4%増の大幅な増益が見込まれる。

 中小企業にも追い風が吹く。従来は交際費の上限額は年間600万円で、税金のかからない損金として認められるのは90%までだった。しかし25年度税制改正で上限額が年間800万円に引き上げられた上、全額を損金算入できるようになった。下村昇治税理士は「仕事をとるために営業を活発化させる企業にとって改正は追い風」と話す。もっとも、国内の個人金融資産に占める有価証券の比率は約13%にすぎず、今のところ株高の恩恵を受ける飲食店は、一部の高級店などにとどまる。

 大阪を代表する繁華街・北新地(大阪市北区)の老舗バー「ダナ」。創業40年の歴史を誇る趣あふれる店内は、平日でも客足が絶えない。だが、北新地の情報提供サービスを行う「キック」の今井利充社長(65)は「人通りは倍増しているが、客足は安い居酒屋に流れている」と危機感を口にする。上客としてならしたパナソニックやシャープなどが軒並み業績を落とし、「交際費が増えることはない」(家電大手)。

 設備関連の企業を経営する男性(65)は「大阪全体に効果が波及するのは1~2年後。自分だって、会社や社員がもうかってから接待する」と、静かにグラスを傾けた。

新たに24人被ばく確認 東海村

 日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が共同運営する加速器実験施設(J―PARC、茨城県東海村)の放射能漏れ事故で、原子力規制庁は26日、新たに24人の研究者らの内部被ばくを確認したと発表した。内部被ばくが判明した人は計30人となった。同庁は「加速器の実験で、これだけ多数が被ばくを受けた例は記憶にない」としている。
 同庁によると、新たに判明した24人の被ばく線量は0.1~1.7ミリシーベルト。事故以降、施設に出入りした55人のうち49人まで測定が終わり、19人は検出限界未満だった。 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。