猫にライターで火 公務員逮捕

 岐阜県警可児署は4日、同県可児市など10市町村でつくる一部事務組合「可茂衛生施設利用組合」の経営管理課主任、上利友一容疑者(38)=同市広見=を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。

 容疑は2011年1月下旬ごろ、自宅近くで野良猫1匹の頭などにライターで火を付け虐待したとしている。上利容疑者の携帯電話に猫に火を付けた動画が残っていたが、「覚えがない」と容疑を否認しているという。

 同署によると、昨年11月ごろ、同容疑者の自宅近くの線路脇で猫の死骸3体が見つかったほか、今年2月に付近で「猫を捕獲している人がいる」との通報があり、捜査していた。同署は猫の死骸などとの関連を調べている。

本田 縦回転FKでカズ超え狙う

 ◆ブラジルW杯アジア最終予選 日本―オーストラリア(4日・埼玉スタジアム2002) 4日のオーストラリア戦で引き分け以上なら自力での5大会連続5度目のW杯出場が決まるサッカー日本代表は3日、埼玉スタジアムで約1時間半の公式練習を行った。昨秋に誕生した長男を伴って、この日サプライズ帰国したMF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=は、今春に埼玉スタジアムで新スパイクの極秘テストをしていたことが判明。トップ下での先発も決まり、新兵器の縦回転FKを決めて世界最速のW杯切符をつかむ。



 MF本田が責任感を背負って、復活のピッチに向かう。この日早朝、昨秋誕生した第1子の長男を左腕で抱え、成田空港に。自身のホームページで「生まれたときはシーズンの途中だったので、リーグが終わってからの報告という形を選びました」とコメントを発表し、日本代表に合流した。まさにサプライズ帰国。ただ、これだけでは終わらなかった。

 引き分け以上で自力でのW杯出場権が得られるオーストラリア戦。この試合を見据えて、入念な準備を進めてきた。今春、同戦の試合会場となる埼玉スタジアムを借り切って、個人としては異例の極秘練習していたことが判明。関係者によれば、左足首の検査で帰国した際に、新スパイクのチェックを兼ねて使用したという。この一戦を見据えていたことは言うまでもない。

 その新スパイクも、このオーストラリア戦で投入予定だ。用具契約を結ぶミズノ社と二人三脚で、2年前から開発に着手。本田のFKといえば無回転のブレ球が代名詞だが、今回はボールに縦回転を加える力をサポートすることをコンセプトに、試行錯誤を重ねた力作だ。本田も「めっちゃ回転がかかる」という出来栄えだという。極秘シミュレーションに新兵器。陰でできるだけの準備を整えた。

 ザッケローニ監督も「ヨルダン戦(3月26日)はチャンスを演出したが、決定力がなかった。本田が決定力をもたらしてくれるのであれば、1つ武器が増えることになる。この前の試合(6月1日・ロシア杯決勝、67分出場)より、数分は多く出られると思う」と先発を明言。帰国翌日というコンディションが見えない中でも、ピッチに送り出す考えだ。

 左足首痛の影響で、今回がラトビア戦(2月)以来4試合ぶりの代表戦となる。練習ではボール回しで大きな声で発するなど、ヨルダン戦、ブルガリア戦(5月30日・豊田ス)と連敗したチームに活気を吹き込むように、無邪気にボールを求めた。父として、プロ選手として、使命感を持って、本田が代表に戻ってくる。

勝利のナダル、錦織を称賛

テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会8度目の優勝と2度目の4連覇を狙う第3シードのR・ナダル(スペイン)は第13シードの錦織圭(日本)に6-4,6-1,6-3のストレートで勝利し、ベスト8へ進出した。

この試合、ナダルはファーストサーブが入った時に72パーセントの確率でポイントを獲得、さらに錦織のサービスゲームを8度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、2時間2分で8強入りを決めた。

ナダルは自身のサービスゲームで錦織に4度のブレークチャンスを与えるも、1度もブレークを許さなかった。

試合後、ナダルは「彼(錦織)との対戦はいつも苦労するけど、今日の自分は良いプレーが出来たと思う。」と、語った。今回の対戦で、ナダルは錦織との対戦成績を5勝0敗とした。

また、ナダルは「彼がミスをしてくれて助かったよ。」と、コメント。凡ミスの数は、ナダルの25に対し、錦織は39だった。

錦織については「才能に溢れた素晴らしい選手だよ。動きが速いし、テンポも速い。」と、ナダル。

さらに「優れた選手に必要な条件を全て満たしているから、トップ10入りはすぐに叶うだろうね。」と、錦織を称賛した。

ナダルは、グランドスラムで11タイトルを獲得しており、今大会では史上最多7度の優勝を飾っている。今年の2月に膝の怪我から復帰したナダルは、今季出場した8大会全てで決勝進出を果たした。さらに、そのうち6大会で優勝を飾っている。

勝利したナダルは、準々決勝で第9シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。

全仏オープンでナダルに唯一勝利しているのはR・ソデルリング(スウェーデン)のみである。


【錦織圭vsラファエル・ナダル 過去の対戦成績】

<2013年>
・全仏オープン4回戦 錦織圭4-6,1-6,3-6R・ナダル

<2012年>
・ソニー・オープン男子4回戦 錦織圭4-6,4-6R・ナダル

<2011年>
・ソニー・オープン男子2回戦 錦織圭4-6,4-6R・ナダル

<2010年>
・ウィンブルドン1回戦 錦織圭2-6,4-6,4-6R・ナダル

<2008年>
・AEGON選手権3回戦 錦織圭4-6,6-3,3-6R・ナダル


【錦織圭全仏オープン戦歴】

<2013年>
・1回戦勝利 J・レヴィン(アメリカ)6-3,6-2,6-0
・2回戦勝利 G・ゼミヤ(スロベニア)6-1,5-7,6-1,6-4
・3回戦勝利 B・ペール(フランス)6-3,6-7(3-7),6-4,6-1
・4回戦敗退 R・ナダル4-6,1-6,3-6

<2011年>
・1回戦勝利 ルー・イェンスン(台湾)6-1,6-3,6-4
・2回戦敗退 S・スタコフスキ(ウクライナ)1-6,6-3,3-6,6-7(3-7)

<2010年>
・1回戦勝利 S・ヒラルド(コロンビア)2-6,4-6,7-6(7-3),6-2,6-4
・2回戦敗退 N・ジョコビッチ(セルビア)1-6,4-6,4-6

<2008年>
・予選1回戦勝利 J・M・アラングレン1-6,6-3,6-2
・予選2回戦敗退 S・グロイル(ドイツ)2-6,5-7

豪州戦 岡崎導く「O」の法則

 ◇W杯アジア最終予選B組 日本―オーストラリア(2013年6月4日 埼玉)

 今回も「O(オー)の法則」を実現させる!ドイツ杯決勝のバイエルンM戦(1日)に出場したシュツットガルトのFW岡崎は3日朝の便で帰国し、そのまま代表に合流。長距離移動に加え中2日の強行軍となるが「問題ない。90分間、貪欲にゴールを狙いたい」とオーストラリア戦出場に強い意欲を見せた。

【日本ー豪州予想スタメン】

 狙うは、2大会連続でのW杯出場決定弾。前回予選では09年6月6日のウズベキスタン戦でダイビングヘッド弾を決め、10年W杯南アフリカ大会の出場を決めた。「チームのためになるゴール。ああいう点が取れたというのは、FWとしてうれしい」。今回のオーストラリア戦でももちろん狙っている。

 日本が初めてW杯出場を決めた97年11月のイラン戦では岡野(OKANO)が決勝弾。06年ドイツ大会への出場権を手にした05年6月の北朝鮮戦では大黒(OGURO)、さらに前回が岡崎(OKAZAKI)と、日本代表がW杯出場を決めた一戦はイニシャル「O」の選手が必ず得点している。法則に従えば、ファンは大一番での岡崎弾を待ち望んでいる。

堂本剛が4年ぶり連ドラ主演

 KinKiKids・堂本剛が約4年ぶりにドラマに主演することが3日、わかった。7月スタートのTBS・ドラマNEO枠『天魔さんがゆく』(毎週月曜 深0:28)で、『33分探偵』シリーズ(フジテレビ系)で組んだ福田雄一監督と全く新しいホラーコメディーに挑む。

 2009年3月~4月放送の『帰ってこさせられた33分探偵』(全4話、フジテレビ系)を最後にドラマから遠ざかっていた剛。今回、「親友の福田監督からお声がけいただき、また面白い物が作れる、どんなものが飛び出してくるのかとワクワクしています。福田雄一と堂本剛のワールドをぜひ楽しみにしてください」と張り切っている。

 同ドラマは、『コドモ警察』のヒットの記憶も新しい福田監督の脚本・演出による完全オリジナルドラマ。剛演じる主人公・天魔は、先祖代々幽霊とコンタクトを取る能力を持っているが、その力に反して大の怖がりで、「幽霊退治引き受けます」と掲げた会社の2代目という設定。米映画『ゴースト・バスターズ』(1984年)のようだが、退治する意気地がない天魔は、幽霊の言い分を聞き、この世に残している悔いを晴らしてあげたり、優しく諭してあげたりしながらさまざまな幽霊退治の依頼を解決していく。

 天魔の会社の女性社員に川口春奈、先代からの番頭でもある皆川猿時、天魔を追いかけ回す近所のお姉さんに芹那、天魔と夢の中で対話する亡き父親に佐藤二朗、天魔たちの周りを嗅ぎまわる刑事に森崎博之などが出演。依頼人役や幽霊役のゲストにも注目だ。

 同ドラマの主題歌も剛自身が歌う。福田監督から「命の尊さや、儚さ、美しさ、手を合せて祈る様な曲」を依頼され、自ら作り上げたミディアムナンバー。剛がドラマ主題歌を担当するのは、『ホームドラマ!』での「ORIGINALCOLOR」以来、9年ぶりとなる。同作ではさらに、オープニングのインスト曲も手がける。

 福田監督は「このドラマはホラーですが、ただのホラーではありません。ものすごく笑えるホラーなのです。ホラーというジャンルには基本的な手法があり、いわゆる“あるあるネタ”が多い。観る側もそれを知っていて『さあ、怖いものが来たぞ』と構えることが出来るので、これをスカすことで笑いを作ろうと狙っています。しかし中には本当に怖いシーンも。怖いものがくるのか、笑えるものがくるのか、ホラーの手法を使って視聴者を揺さぶります」と意気込む。

NY円、一時1ドル98円台

 週明け3日のニューヨーク外国為替市場は、米経済の不透明感の高まりなどから円買い・ドル売りの動きが進み、円相場は一時1ドル=98円85銭程度まで上昇した。98円台を付けるのは約1カ月ぶり。

 安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」に伴う日銀の金融緩和策などを背景に、円相場は昨年から大幅に下落し、輸出企業などを中心に日本経済の追い風となってきたが、このところは相場が乱高下するなど不安定な動きが目立っている。

 同日発表された米サプライ管理協会(ISM)による5月の米製造業景況指数は市場予想を大きく下回った。米経済の先行き不透明感の高まりから、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を縮小するとの観測が後退。米金利の先安感から、ドルを売って、円を買う動きが優勢となった。

 同日の東京株式市場で日経平均株価が急落し、リスク回避のために安全資産とされる円に資金を移す動きも円買いを後押ししている。【高橋慶浩、ワシントン平地修】

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。