首相「森氏が公邸幽霊見た」

 「森喜朗元首相がお化けの一部を見たという話も伺ったことがある。(幽霊には)足がないと言われているが、足の部分だけを見たと(聞いた)」。安倍晋三首相は1日放映の読売テレビ番組で、首相公邸に幽霊が出るとのうわさに関してこんなエピソードを紹介した。
 もっとも、自身がうわさを信じているわけではないようで、番組で首相は「都市伝説」と指摘した。公邸に引っ越さずに私邸暮らしを続けていることと、幽霊のうわさ話との関係については「全く無い」と語った。 

東京チカラめし「煮る」狙い

 焼き牛丼で業界を席巻した「東京チカラめし」。同業態をチェーン展開する三光マーケティングフーズで、「Nプロジェクト」と呼ぶ計画が密かに進められていることが明らかになった。



■ Nプロジェクトは“煮る”プロジェクト

 Nプロジェクトの“N”とは“煮る”の頭文字をとったもの。3月27日に出店したチカラめし新丸子店(川崎市)では焼き牛丼の代わりに、従来の牛丼チェーンのような“煮る牛丼”を販売している。価格も焼き牛丼が並盛り320円であるのに対し、煮る牛丼は同290円と安めの価格設定となっている。

 チカラめしでは、こうした煮る牛丼を、5月末時点で神田南口店(東京都千代田区)など9店舗で展開している。三光マーケティングフーズでは、「あくまで実験的な取り組み」と説明するが、3月から5月までの間に出店したチカラめし11店中、9店舗が煮るタイプの牛丼を出す店となった。

 従来のチカラめしでは、焼き牛丼を提供するために専用に開発したオーブンを使っている。しかし“煮る牛丼”業態の店にはオーブンはなく、鍋だけが置かれている。このタイプの店では厨房機器そのものが違っており、チカラめしが焼き牛丼から煮る牛丼へと出店の軸足を移しているのではないかとも思わせる状況だ。

 煮る牛丼に特化した方が厨房の設備投資が軽くなる可能性があり、調理スタッフの業務も簡素化されそうだ。「とにかく提供に時間がかかる」と指摘されていた焼き牛丼に比べ、客席回転率の改善にもつながる。

東電、追加支援6662億円要請

 東京電力は31日、福島第1原発事故の被害者に支払う賠償資金を確保するため、原子力損害賠償支援機構に対して6662億円の追加支援を要請した。

 追加要請は4回目で、総額は3兆7893億円に達する見込み。

 賠償資金は機構が一時的に肩代わりする形で支援している。追加申請前の総額は3兆1230億円。

 機構が東電支援に活用できる政府保証枠は5兆円で、残りは1兆円余り。

 除染などが本格化すれば必要額はさらに膨らむとみられており、支援枠の拡大が今後の課題になりそうだ。

 今回の追加要請は、原発周辺の自治体で避難指示区域の再編が進み、土地や家屋など不動産の賠償額が見積もれるようになった結果、当初の見込みよりも金額が膨らんだことによるもの。

 東電と機構は6月初旬にも経済産業相に追加支援の認定を求め、早ければ6月中にも認められる見通しだ。

山形学生殺害 施錠して逃走か

 酒田市高見台2丁目のアパートの一室で男子大学生が遺体で見つかった事件で、県警は30日、司法解剖の結果や現場の状況などから殺人事件と断定し、酒田署に捜査本部を設置した。遺体はこの部屋に住む東北公益文科大2年設楽亮介さん(19)と確認。死因は背中を刺されたことによる臓器損傷で、傷は脾臓(ひぞう)まで達していた。

 県警捜査1課によると、設楽さんはアパート2階の居室で、ベッドの近くにうつぶせの状態で見つかった。服の上から刃物のような物で背中を刺されたとみられ、頭にも殴られたような傷があった。刺し傷からの血液が衣服に付着していたが、争った形跡はないという。

 死後、数日経過しており、部屋の玄関や窓は鍵が掛けられ、室内の照明は消えていた。室内から盗み出された物については有無を含め捜査中としている。県警は何者かが設楽さんを刺殺後、鍵を掛けて現場を立ち去ったとみて調べている。

 現段階で目立ったトラブルなどは確認されていないが、設楽さんは大学で弓道部に所属しており、昨年10月、弓道の矢が盗まれたとして警察に相談していた。矢は1カ月後に見つかったという。

 設楽さんは山形市出身で、1人暮らしをしていた。「連絡が取れない」と家族がアパートの管理人に連絡。29日午前11時25分ごろ、管理人が部屋を確認したところ、頭などから出血した状態で倒れ、亡くなっているのを見付けた。

 捜査本部は113人態勢で、刑事部長が本部長を務める。

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