本田 縦回転FKでカズ超え狙う

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 ◆ブラジルW杯アジア最終予選 日本―オーストラリア(4日・埼玉スタジアム2002) 4日のオーストラリア戦で引き分け以上なら自力での5大会連続5度目のW杯出場が決まるサッカー日本代表は3日、埼玉スタジアムで約1時間半の公式練習を行った。昨秋に誕生した長男を伴って、この日サプライズ帰国したMF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=は、今春に埼玉スタジアムで新スパイクの極秘テストをしていたことが判明。トップ下での先発も決まり、新兵器の縦回転FKを決めて世界最速のW杯切符をつかむ。



 MF本田が責任感を背負って、復活のピッチに向かう。この日早朝、昨秋誕生した第1子の長男を左腕で抱え、成田空港に。自身のホームページで「生まれたときはシーズンの途中だったので、リーグが終わってからの報告という形を選びました」とコメントを発表し、日本代表に合流した。まさにサプライズ帰国。ただ、これだけでは終わらなかった。

 引き分け以上で自力でのW杯出場権が得られるオーストラリア戦。この試合を見据えて、入念な準備を進めてきた。今春、同戦の試合会場となる埼玉スタジアムを借り切って、個人としては異例の極秘練習していたことが判明。関係者によれば、左足首の検査で帰国した際に、新スパイクのチェックを兼ねて使用したという。この一戦を見据えていたことは言うまでもない。

 その新スパイクも、このオーストラリア戦で投入予定だ。用具契約を結ぶミズノ社と二人三脚で、2年前から開発に着手。本田のFKといえば無回転のブレ球が代名詞だが、今回はボールに縦回転を加える力をサポートすることをコンセプトに、試行錯誤を重ねた力作だ。本田も「めっちゃ回転がかかる」という出来栄えだという。極秘シミュレーションに新兵器。陰でできるだけの準備を整えた。

 ザッケローニ監督も「ヨルダン戦(3月26日)はチャンスを演出したが、決定力がなかった。本田が決定力をもたらしてくれるのであれば、1つ武器が増えることになる。この前の試合(6月1日・ロシア杯決勝、67分出場)より、数分は多く出られると思う」と先発を明言。帰国翌日というコンディションが見えない中でも、ピッチに送り出す考えだ。

 左足首痛の影響で、今回がラトビア戦(2月)以来4試合ぶりの代表戦となる。練習ではボール回しで大きな声で発するなど、ヨルダン戦、ブルガリア戦(5月30日・豊田ス)と連敗したチームに活気を吹き込むように、無邪気にボールを求めた。父として、プロ選手として、使命感を持って、本田が代表に戻ってくる。


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