屋根に逃げた刃物男 身柄確保

愛知県稲沢市のアパートで、自動車の窃盗事件の容疑者として逮捕状が出ていた34歳の男が、刃物を持って同居の女性を引き連れて屋根の上に逃げ、およそ7時間にわたって居座っていましたが、16日午後8時40分ごろ、屋根の上で警察に身柄を確保されました。






長尺パターで初のマスターズV

<マスターズ 最終日◇14日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>

A・スコット、ノーマンの思いも背負って悲願のグリーンジャケット獲得!

 米国男子メジャー「マスターズ」の最終日。雨中のプレーオフを制しグリーンジャケットに袖を通したのはアダム・スコット(オーストラリア)だった。09年大会チャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)との激闘はプレーオフ2ホール目にまで及び、カブレラのバーディパットが惜しくも外れるのを見たスコットは約5メートルのバーディパットをねじ込んで歓喜の瞬間をパトロン達と共に迎えた。

 正規の18番、そして勝負を決めたプレーオフ2ホール目と共に長めのパットをいまやトレードマークとなった長尺パターで放り込んだ。スコットが長尺パターを使い始めたのは2年前。パットに悩んで練習用に長尺パターを使っていたが、コーチから試合でも使ってみてはと提案されて使い始めたのがきっかけだった。その年のマスターズでは2位タイに入るなど、そこから成績も急浮上。そしてついに、長尺パターで初めてマスターズを制したプレイヤーとして名前を刻むこととなった。

 しかし、近年ゴルフ界では長尺、中尺パターによるアンカリング禁止問題が浮上している。これは、クラブを体に直接または間接的に固定してストロークすることを2016年から禁止することをゴルフルールをつかさどるR&AとUSGAが発表したもので、今回のスコットの打ち方も禁止事項に含まれる。PGAツアーはツアーとしてアンカリング禁止に反対の姿勢をしめしているが、ゴルフ界の流れは禁止の方向へ動いている。

 この問題についてスコットは「これからどうなるかわからないし、その決定がどんな影響を与えるかもわからない。でも、これでビッグトーナメントを勝ってきたし、みんな数千時間もこれで練習をしてきたんだ。今はまだ変えることはない」とコメントし、現状を維持したまま静観する構え。マスターズチャンピオンに加え、ローアマを獲得した14歳のグァン・ティンラン(中国)も中尺パターの使い手。道具の進化と共にゴルフのスタイルも多様化しているが、「伝統を守る」としているR&AとUSGAの決定はゴルフ自体の裾野を狭めているようにも感じる。

 長尺使いのスコットがマスターズを制したことは、この問題に何か動きを与えるのだろうか。注目が集まる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

佐藤浩市 父と呼ばぬまま別れ

 俳優の三國連太郎(みくに・れんたろう、本名・佐藤政雄)さんの長男で俳優の佐藤浩市(52)が15日、都内でドラマの制作発表に出席し、その後、三國さんの死去についての取材に応じた。亡くなった直後に病院に駆け付け、「この数年の中で一番、凛(りん)とした顔に見えた。威厳がありました」と語った。両親が離婚、母に育てられたことなどから父とは確執があり、「僕と彼の間に介在したのは『役者』という言葉だけ。父親としては語れない」と複雑な表情も見せた。



 主演ドラマの制作発表を気丈にこなした佐藤は、その後、父についての取材に応じた。前日に他界したことを報告し、「本人の遺志で『戒名はいらない』『誰にも知らせるな』『密葬で』『散骨して』というのがあって、できれば骨になるまで話をするのは避けたいと思っていました」と説明した。

 自宅にいたため死に目には会えず、亡くなってから約1時間後、遺体と対面した。「三國も90歳ですし、いつかこういう知らせが来るだろうと覚悟していた」。時折、目を潤ませながら「こういう言い方は変かもしれないが、悲しいという思いはなかった。この数年の中で、一番、凛とした顔に見えた。威厳があって不思議な感慨がありました。涙は出ませんでした」と振り返った。

 父と最後に会ったのは今月1日。映画「人類資金」(阪本順治監督、10月公開予定)の撮影のため、米ニューヨークに行く前、病院に顔を出したそうだ。「いつも薬でもうろうとしているんだけど、その時はしっかりしていて、言葉を交わした。『外に散歩に行ったら寒い』というような、たわいもない会話でした」。「三國連太郎のまま逝く」と以前から話していたそうで、「『役者として生きたんだな』と思いました」としみじみと話した。

 だが、話題が親子関係に及ぶと表情が一変した。「どんな親? ひどいよ、そりゃ」。小学5年の時に両親が離婚し、母に引き取られたことなどもあり、父とは確執があった。映画「美味しんぼ」(96年4月公開)で親子共演を果たしたが、製作発表の場では互いを「三國さん」「佐藤くん」と他人のように呼び合った。同年3月の日本アカデミー賞では、前年に最優秀主演男優賞を獲得した佐藤が、この年の同賞に輝いた三國にトロフィーを手渡して話題を呼んだ。

 晩年はCMや映画「大鹿村騒動記」(11年公開)で共演。三國さんの身の回りの世話も、息子としてしっかりと見ていた佐藤だが、「僕と彼の間に介在したのは『役者』という言葉だけ。『単純に父親像として分かるように説明してくれ』と言われても、語れません」とも。「褒められたこともないし、否定もない。後で聞くと、気になるもの(作品)は見ていたらしい。呼び名? 彼は『お前』と呼んでいたし、僕は『あなた』と呼んでいました」。父というよりも、俳優としての大先輩を悼む口ぶりだった。

TDL30周年 集客術と次の戦略

 日本初のテーマパーク、東京ディズニーランド(TDL)が15日、開業30年を迎えた。開園以降、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などのテーマパークが全国に建設されたが、TDLは新たなアトラクションの投入や徹底したサービスでファンを飽きさせず、東京ディズニーシー(TDS)を含む東京ディズニーリゾートの業界シェアは約4割と独走状態が続く。少子化の影響でテーマパーク市場の縮小が続く中、生き残りをかけた新たな集客への模索が続く。【西浦久雄、横山三加子】

【写真特集】夢の王国30年をたっぷりと

 ◇シェア独走4割

 「好調の理由はリピーターの多さ。ファミリー層を重視し、その時の子どもが大人になってからの来園にもつなげている」。元オリエンタルランド社員の経営コンサルタント、福島文二郎氏はTDL快進撃の理由をこう説明する。

 運営会社オリエンタルランドの業績は開業以来30年にわたって好調を持続。13年3月期の連結売上高は過去最高の3854億円(前期比7%増)を記録する見込みだ。

 開業以来の目玉ショー、エレクトリカルパレード(開始85年)は今も一番人気だが、ビッグサンダー・マウンテン(同87年)、スター・ツアーズ(89年)、スプラッシュ・マウンテン(92年)など2、3年おきに大型アトラクションを投入し、二の矢三の矢を欠かさない。12年度の入園者数も2750万人と過去最多を更新した。同社は「新アトラクションのトイ・ストーリー・マニアの人気が大きかった」と話す。

 バブル崩壊以降は伸び悩み気味だった集客力も、01年9月にTDSを開業させたことで年2500万人の大台を達成した。

 しかしテーマパークは、多くの娯楽・レジャー業界が少子高齢化でしぼむパイを奪い合う弱肉強食の市場だ。他のテーマパーク関係者は「熱心なリピーター頼みだけでなく、シニア層や海外など新たな顧客獲得に向けた対策が必要」と指摘する。

 ディズニーも危機感を強め、40代以上の集客や外国人客取り込みなどを掲げるほか、大ヒットした日本独自キャラクター「ダッフィー」など関連グッズの販売や飲食施設による収益強化を図る。ただ、震災影響や日中関係悪化で来日外国人の中心だった中国人の来日が急減したままだ。

 TDL30年を迎え、オリエンタルランドの加賀見俊夫会長は15日の記念式典で「皆さんにたくさんの幸せを感じてもらえるよう進化を続ける」と訴えた。新しいアイデアでファンを獲得してきたディズニーが、新たな地平を切り開けるのか注目される。

 ◇日本のテーマパーク◇

 東京ディズニーランドが開園した83年以降、全国でテーマパークが相次いでオープンした。バブルがはじけて以降、経営悪化で破綻する業者も出始めた。中にはエイチ・アイ・エスの子会社となったハウステンボス(長崎県佐世保市)のように大手資本の支援で営業を継続する業者もいる。

 経済産業省の調査では、全国のテーマパーク来園者数は03年度の7442万人をピークに漸減が続き、震災影響で東京ディズニーリゾートなど東日本の施設が一時休業した11年度は6694万人にまで落ち込んだ。

 市場規模が縮小する中、アジアからの来日客の獲得を目指したが、日中関係の悪化で中国人来日が激減しており、戦略の見直しも必要になっている。

女子高生を誘拐未遂 男逃亡

 15日朝、東京・昭島市で、通学中の女子高校生が男に車で連れ去られそうになる事件があり、警視庁は誘拐未遂の疑いで男の行方を追っている。

 警視庁によると、15日朝8時頃、昭島市緑町の路上で、通学中の15歳の女子高校生が、車のそばに立っていた男に、「ちょっと来て」と呼ばれたため、近寄った。男は上着の内ポケットから黒っぽいものを見せながら、「この辺りを見回っているので話を聞きたい」と言った。このため、女子高校生が車の後部座席に座ったところ、男がドアを閉めようとしたため、大声を出して車の外に出て助けを求めたという。

 男はそのまま車で逃亡、年齢は20歳から30歳くらい、黒のスーツ姿で、車は銀色のステーションワゴンだということで、警視庁は誘拐未遂の疑いで行方を追っている。

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