赤プリ、建て替え工事始まる

 “赤プリ”の愛称で知られ、国内で解体するビルとしては最も高い東京の旧「グランドプリンスホテル赤坂」で、新しい超高層ビルの建設工事が始まりました。

 西武グループは、去年3月に閉館したグランドプリンスホテル赤坂を、オフィスやホテルが入る36階建ての複合ビルと24階建てのマンションに建て替えます。競争が激化するホテル事業だけでは収益の改善が難しいため、不動産賃貸事業を中核にするのが狙いです。約980億円をかけ、2016年に完成する予定です。去年から進むかつての新館の解体作業は、粉じんや騒音を減らすため、建物の内部に取りつけた支柱で屋根を支え、内部を解体してから徐々に屋根を下げていく独自の工法を採用しています。140メートルあった建物は現在、82メートルまで縮んでいて、5月ごろには解体作業を終えることになっています。

画像提供「西武プロパティーズ」

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