鎌倉が世界遺産推薦取り下げ

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 世界文化遺産登録を目指していた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)について、地元自治体は27日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦取り下げを文化庁に求めた。ユネスコの諮問機関が「不登録」を勧告したため、対応を検討していた神奈川県と鎌倉、横浜、逗子3市の首長が記者会見して明らかにした。文化庁は取り下げ手続きに入るが、首長らは将来、再挑戦する意向を示した。

【「物的証拠が少ないか、限定的なものか、あるいはほとんど証拠がない」】世界遺産:鎌倉「不登録」勧告 万全の準備、落胆 “再挑戦”難しい選択も

 諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は4月30日、鎌倉について「歴史的重要性を証明する物的証拠(資産)が少ない」と指摘し、都市化が進む点も問題視してユネスコに不登録勧告した。

 県などによると、6月にカンボジアで開かれるユネスコ世界遺産委員会で、再来年の再推薦が可能になる「登録延期」への格上げを期待する道も検討された。しかし、委員会で「不登録」が決定されれば原則再推薦は認められないため、コンセプトや構成資産を一から練り直して再挑戦する方針を決めた。

 黒岩祐治知事は「イコモスが求める基準が思ったより厳しかった」、松尾崇・鎌倉市長は「次の挑戦に向け埋蔵文化財の調査を進め、住民の理解を深めていく」と語った。【北川仁士】


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