ドルトサポ 香川いれば勝てた

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 チャンピオンズリーグ決勝でバイエルンに1-2で敗れ、1996-97シーズン以来の欧州制覇を逃したドルトムント。

 決勝戦のキックオフ前、ウェンブリー・スタジアムで日本人の観客に「カガーワ、シンジ!」と呼び掛け、昨シーズンまで在籍した日本代表MF香川真司のチャントを熱唱していたドルトムントのサポーターに試合後、話を聞いた。

「本当に残念だよ。(イルカイ・ギュンドアンの)PKで同点に追いついたときは、そのまま逆転できると思っていたから。故障で出場できなかった(マリオ)ゲッツェもそうだけど、もしシンジがいたら勝てていたかもしれないね」

 日本のメディア向けの“リップサービス”が含まれていることも事実かもしれないが、日本人を見かけるたびに香川のチャントを大声で叫ぶドルトムント・サポーターの姿は会場で数多く見られ、バイエルンとの同国対決となった今回のチャンピオンズリーグ決勝は、クラブ初の日本人選手がドルトムント・サポーターの中で今なお深く愛されていることを感じさせる決勝戦ともなった。


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