カメレオ、赤坂BLITZにて2013年上半期集大成ワンマン大成功!

カメレオが、6月30日(日)赤坂BLITZにて「2013年上半期集大成ワンマンライヴショー『アカサカサカスデカメサカサーカス』」を行なった。


今年1月に発表された、カメレオ史上最大キャパへの挑戦となる赤坂BLITZワンマン。事前にメンバー出演のドラマ風CMや、楽曲の振り付け講座を動画で公開するなど、様々なカウントダウン企画で、来るべきその日を盛り上げてきた彼ら。“「上半期」というよりもバンドを結成して1年半の集大成、そしてカメレオの未来を見せたい"というHIKARU.(Vo.)の宣言通り、フロアをびっしりと埋めた大勢のオーディエンス達と、唯一無二の熱狂的空間を作り上げた。

会場の照明がゆっくりと落ち、赤坂BLITZワンマン発表時からこれまでを振り返るメンバー達のコメント映像が流れた後、爆音のエレクトロサウンドがフロアに轟き始める。そこからKouichi(Ba.)とTakeshi(Dr.)、Daisuke(Gt.)とTakashi(Gt.)が、ダンサーを引き連れてステージに登場。バッチリとダンスを決める。そして最後に登場したHIKARU.は、ステージ後方に組まれたセットの最上段から、ステージ最前まで瞬間移動をするというイリュージョンを披露! いきなりオーディエンスを驚かせた。

ライヴは、5月にリリースされた1stアルバム『なう!』のリード曲「君となう。」でスタート。甘い恋愛模様をポップなサウンドで届けた後、続く「美容整形」では、血染めのナース服を着たダンサー達が旗を振る中、人間の醜い心をヘヴィなサウンドで描き出す。中盤では、エレクトロテイスト溢れるサウンドに合わせ、ファイティングポーズで自分を鼓舞する「戦え、己と!」や、楽器を置いて5人でヴォーカルを務める「関係ナイ」など、アッパーチューンを多めに、彼ららしい変幻自在な楽曲でフロアを沸かし続けた。

また、曲間に演劇が始まるなど、通常のライヴではありえないパフォーマンスが飛び出すのも、彼らのライヴの見どころのひとつ。この日は、ライヴタイトルにある「サーカス」の通り、HIKARU.がヨーヨーの世界チャンピオン達と妙技を繰り広げたり、クラウン「くるくるシルク」のメンバー達とジャグリングを繰り広げた。ちなみに「くるくるシルク」は、開場中のフロアを歩き回り、バルーンアートをプレゼントするなど、開演を待ち切れないオーディエンス達の熱をさらに盛り上げていた。

そして、事前に特別企画として告知されていた「謎の“プレゼント企画"」を、終盤戦で発表。終演後にメンバーとポラロイド撮影が出来る抽選会を、「ニート姫」の曲中で突如決行した。幸運な10人のオーディエンスに拍手が送られた後、そこから流れ込んだ「捏造ピエロ」では、フロア天井から大量のビーチボールとバルーンを投下。足長のクラウンやダンサー達がステージを賑やかし、大興奮に包まれた中、本編の幕を降ろした。

アンコールでは、1月の東京キネマ倶楽部ワンマンで行なわれた「メンバー対抗【ボッ…僕たち1人だってステージ上で歌えるもん♪(;一_一)】カラオケ大会」で、最下位となったTakeshiの罰ゲーム執行映像が公開された。内容は、事前にメンバー全員が“絶対にやりたくない"と話していた「バンジージャンプ」。Takeshiのヘタレっぷりに、会場からは大爆笑が巻き起こっていた。

そこから彼らの合言葉でもある“ハナゲ"を、フィーチャーした「ハナゲの王様」や「↑アゲていこう歌↑」など、再びパーティーモードへ突入。その後のMCでHIKARU.が今までの感謝を告げた後、自分の想いを話し始めた。「カメレオはこれからもっと大きくなっていくつもりだけど、バンドが大きくなっていくと、遠くなってしまったって思う人達もいて。でも、音楽に距離なんてないと思うし、もっとみんなと深いところで繋がっていたいんです」普段は飄々としている彼の口から飛び出した大真面目な告白の後、「心から心へ」を披露。オーディエンスの大合唱も巻き起こり、感動的な場面を生み出した。

笑い、驚き、感動……様々な感情が駆け巡るステージは、まさしく「サーカス」であり、音楽だけにとどまらない、“何でもあり"なエンターテイメント空間を作り上げていた。そしてそれは、カメレオが目指そうとしている“カメレオらしさ"であり、バンドの未来をハッキリと提示したステージだったと思う。
“まだまだ未熟なバンドだけど、みんなでカメレオを育てていこう!"と、ラストに「始まりの歌」を披露。カメレオ史上最大の挑戦は、2時間半を超える熱狂の末、その幕を降ろした。

カメレオの今後の予定は、9月4日(水)にバンド初の両A面シングル「ダメ男/ごめんなさいっ!」をリリースすることを、この日の映像で発表。「ダメ男」はダメすぎるダメ男にダメダメに翻弄される女性を描いたもの。そして「ごめんさないっ!」は、カップリング恒例のメンバー5人がヴォーカルを務める楽曲が、初のA面収録、加えて映像化もされるという、ファン待望のアイテムになりそうだ。また、7月からはバラエティネット番組「カメちゃんねる」がスタート。何をしでかすか分からない彼らなだけに、どんな企画が飛び出すのか期待が高まるところだ。ライヴスケジュールは、夏は各地イベントへ多数出演し、秋にはいよいよ今週末にチケットが一般発売となる七大都市ワンマンツアー「カメ充(・ω<)」を開催することとなっている。

また、7月27日(土)に恵比寿LIQUIDROOMにて行なわれる「華麗なる激情Vol.6」で、“ハナゲてる発表"をするとのことのなので、こちらもお楽しみに。結成わずか1年半で赤坂BLITZに到達したカメレオ。その快進撃を緩めることなく、エンターテイメント魂溢れるパフォーマンスで、これからも私達を楽しませてくれるだろう。そんな期待が確信に変わった夜だった。

エステナードソニック 使用方法

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。