米イスラエル イラン核を協議

[エルサレム 20日 ロイター] オバマ米大統領は20日、就任以来初めてイスラエルを公式訪問し、ネタニヤフ首相やペレス大統領と会談した。



オバマ大統領は今回の訪問で、イスラエルの安全保障上の懸念を和らげ、イランやパレスチナをめぐって悪化したネタニヤフ首相との関係を修復したい考え。21日はパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する。

オバマ大統領はネタニヤフ首相と共同会見を行い、同国への惜しみない支援を表明。内戦が続くシリアについては「アサド政権は、化学兵器を使用した場合に責任を問われることになると理解する必要がある」と述べた。

イランの核開発問題をめぐっては、オバマ大統領とネタニヤフ首相はイランが世界的な脅威であると指摘した。ネタニヤフ首相はイスラエルが自国を防衛する権利を持つと主張。イスラエルが友好国を含む他国のためにその権利を放棄することはないとし、単独でイランを攻撃する可能性も示唆した。

これに対しオバマ大統領は、ネタニヤフ首相が自衛の権利を主張することは「完全に正しい」と述べたが、イラン核問題では「外交手段を通じて解決する時間は残っている」と強調した。

米軍によるイスラエルへの軍事支援は年間30億ドル(約2900億円)とされている。

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